ナチュラルリリースの徒然帖

山陰・鳥取・境港の情報を発信している釣り人です。最近は日々の徒然記がメインになっています。

【第10投目】知ってるようで知らない!?ナイロンとフロロの違い(耐摩耗性について)

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こんばんは。管理人(@y_nax_tw)です。

釣りにまつわるエトセトラ【第10投目】です。

今回も、アングラーの皆さんが知ってるようで知らないナイロンラインとフロロラインの違いについて考えます。

ちなみに、今回のテーマは、【第9投目】【第11投目】とセットになっていますので、興味のある方は、【第9投目】【11投目】の記事も読んでいただければ嬉しいです。

今回は、ナイロンとフロロの耐摩耗性の違いについてです。

 

ラインの耐摩耗性

ラインの強度・引張強力についての詳細は、こちらです。

www.fishing-sakaiminato.com

 

ラインの耐摩耗性とは

ラインの耐摩耗性とは、大雑把にいえば、ラインを硬いものやザラザラしたものに擦った時にどの程度耐えられるかです。

ライン(釣り糸)は、キャストを繰り返すと、あるいは、様々な場所で釣りをすると、いろいろな物に擦れます。

橋脚、立ち木、杭、草木、海底の石や岩、コンクリート護岸など・・・

このようなラインの擦れに対してどれだけ耐えられるかが【ラインの耐摩耗性】の問題です。

 

 

ナイロンとフロロはどちらがスレに強いか

アングラーの一番の関心事は引張強力よりも耐摩耗性の方です。

引張強力は、基本的には数字で示されています。16lbsとか20lbsとか。

しかし、耐摩耗性というのは、数字で表すことができません。

そのため、釣り業界では、「フロロの方が擦れに強い」とか「実はナイロンの方が擦れに強い」みたいな都市伝説が溢れています。

そこで、今回は、管理人がナイロンとフロロのそれぞれのスレの耐性を実験により比べてみました。

ちなみに、釣り業界の通説では「フロロの方がスレに強い」です。

 

 

 

実験方法

準備する物

①ナイロンラインとフロロライン

②ウエイトになるもの

③サンドペーパー

最後までやり通す強い気持ち

 

 

実際に準備した物

ナイロンラインとフロロライン

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①GT-R ULTRA 22lbs(6号相当)(サンヨーナイロン)

②バーマックス磯ストロング6号(バリバス)

③耐摩耗ショックリーダー22lbs(6号相当)(山豊テグス)

④Grandmaxショックリーダー6号(クレハ)

⑤SALT MAXショックリーダー20lbs(5号相当)(サンヨーナイロン)

 

ライン選択の基準

今回はラインの引張強力ではなく、ラインを擦って切れるまでの回数を測定するのが目的です。なので、ラインの引張強力よりも、ラインの太さがだいたい同じになるように揃えました。

なお、⑤のソルトマックスは、22lbs(6号相当)がラインナップになかったので、今後、余ったラインを管理人が使うことを想定して20lbs(5号相当)を準備しました。

また、①と②のラインはメインライン用ですが、管理人がリーダーとしてメインで使っているラインなのでこれを使用しました。

 

水入りペットボトル

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カーボンパイプと水入りペットボトル(530g)を実験対象ラインで接続します。

最初の2回くらいは写真のように2本のラインを同時に実験していました。しかし、バラバラに切れてしまうため、擦れる回数を数えるのが煩わしくなったので途中からシンプルに1本のラインで実験を継続しました。

 

サンドペーパー

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今回は#150という目の粗い物を準備しました。

なぜなら、これでもなかなか切れないラインがあることが予想されたからです。

 

 

実験方法

①サンドペーパーを台の縁に貼り付けます。

②カーボンパイプと水入りペットボトルを接続している実験対象ラインを、サンドペーパーに擦りつけます。

③カーボンパイプを前後に動かしてラインをサンドペーパーに擦りつけます。

④ラインが熱を持ちにくいように、なるべくゆっくり擦ります。

⑤ラインが擦り切れるまでの往復回数を数えます。

⑥下記のイメージ図のように、各ラインとも擦れる角度を変えて実験します。

(1回目から6回目はラインが切れるまでイメージ①の角度で行う。7回目から10回目はラインが切れるまでイメージ②の角度で行う。)

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今回の実験は、このようにシンプルな形で実験を行いました。

シンプルというより、普通の一般人が実験するにはこの程度しかできないんですけどね(;´Д`)

 

 

 

実験結果発表

マジメな話、けっこう疲れました。

最初は「ラインを結んで擦ってラインを切るだけでしょ」って軽い感じで始めたんですけど、全然切れないラインがあったんです(笑)

 

結果一覧表

耐摩耗性テスト結果一覧表

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上の表がイメージ①の角度による根ズレ耐性実験です。

下の表がイメージ②の角度による根ズレ耐性実験です。

 

総括

結果の予想はいかがでしたでしょうか?

数字のみを見れば上記のとおりになります。

しかし、数字以上に面白いことが少し見えてきました。

次回【第11投目】は、今回の実験に関する感想や気付いたことをまとめてみたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。