ナチュラルリリースの徒然帖

山陰・鳥取・境港の情報を発信している釣り人です。最近は日々の徒然記がメインになっています。

【第5投目】ロッドの高弾性化による弊害

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管理人はリーダーナイロンを使用

こんばんは。管理人(@y_nax_tw)です。

釣りにまつわるエトセトラ【第5投目】です。

前回(第4投目)は、ロッドの弾性についてまとめました。今回は、ロッドの高弾性化による弊害について考えます。

 

 

 

 

高弾性ロッド至上主義

近年のシーバスロッドやバスロッドは、感度 感度 感度 感度っていうくらいに感度を売りにした高弾性ロッドが主流になりつつあります。

かくいう管理人がメインで使っているシーバスロッドも、35tカーボン+40tカーボンのコンポジットの高弾性ロッドです。また、ある一定の時期には、おそらく市場では販売されていないオール40tカーボンの高弾性ロッドを使用しています。シーバスのようなライトソルトゲームにおいては、高弾性ロッドがもたらすロッドの軽量化・高感度化の恩恵は非常に大きいです。

また、ロッドの高弾性化の恩恵を最も受けるのが、メバルやアジといったウルトラライトゲームであると言われております。

そして、近年のライトソルトゲーム(メバル、アジ、シーバス、エギングなど)のブームにより、ロッドの高弾性化が加速しました。(もちろん、高弾性カーボンシートの進化によるところも大きいです)

 

 

 

ロッドの高弾性化による弊害

しかし、これだけシーバスロッドの高弾性化が進んでいるのにもかかわらず、「タックルバランスが強調されない状況はなぜ?」っていう感じで、いつも釣り番組を見ています。

 

ロッドの高弾性化による弊害

ロッドが高弾性になればなるほど、感度は良くなりますが、ロッドの反発力も増していきます。

また、ソルトルアーフィッシングで使われるメインラインは伸びの少ないPEラインです。

さらに、(管理人はナイロンですが)一般的にはリーダーにはフロロカーボンラインを使うアングラーが多いようで、これも伸びの少ないラインになります。

このようなタックルセッティングを雑誌やテレビで見て、管理人がいつも思うことがあります。それは…

 

そのタックル、魚のアタリを弾かない?

 

ということです。

 

 

ロッドの高弾性化とタックルバランス

たとえば、バスフィッシングの世界では、クランクやバイブレーションといった「巻物」をメインに使うロッドには、グラス素材がコンポジットされた食い込みの良い、曲がりやすいロッドが使われます。理由は、巻いて巻いて巻きまくる釣り方なので、キンキンの反発力の強いロッドだとバスのアタリを弾きやすくなるからです。いわゆるバスの「ノリ」を重視したタックルのセッティングを行います。

 

では、ほぼ巻物系ルアーしか使わないシーバスフィッシングの世界ではどうでしょうか?

 

結論からいえば、そのようなタックルバランスの話が語られることは多くありません

「ロッドは感度の良い高弾性ロッド、ラインも伸びが少なくて感度の良いPEライン、リーダーも伸びが少ないフロロカーボン。」

このような考え方が定着(固着というべきか?)してしまっています。

しかし、管理人個人としては、「すごくバランスの悪いタックルセッティング」だと思っています。せめてリーダーくらいは、1ヒロ程度のナイロンリーダーにして、ショックを吸収する「アソビ」の部分があった方がいいのでは??と考えています。(もちろん、プロアングラーの中には、ソリッドティップのロッドを提案したり、ノリの良さを追求している方もおられます。)

 

「バスはバス、シーバスはシーバス。バス業界のマネをする必要はない。」という考え方もあるかもしれません。

また、「バイトを弾くのは上等。俺はキンキンのタックルセッティングでシーバスを掛ける釣りをしたいんだ」という男らしい考え方もあるかもしれません。

しかし、ごく普通のアングラーとしては、やはり、高弾性ロッドのメリット(軽量・高感度)を活かしつつ、バイトをしっかり獲れるタックルバランスを模索した方が釣りが魚を獲れる確率が上がるのでは?と思っています。

 

タックルバランスがあまり語られない理由

ちなみに、なぜ、これほどまでにロッドの高弾性化が進んだシーバスタックルにおいて、タックルバランス論が語られることがなかったのか。理由は次のことが考えられます。(あくまで管理人の個人的な考えです)

 

ロッドを開発する側の方々が釣りウマだから。

ロッドを開発するプロスタッフやプロインストラクターの方々は、釣りウマなので、ショックを吸収するためのアソビのないタックルセッティングでもキチンとフッキングできるんだと思います(きっと)。

または、逆に、次のようにも考えられます。

 

ロッドを開発する側の方々が、適切なタックルバランスであれば拾えるバイトを「ショートバイトだなぁ…」と考えている。

この場合には、タックルバランスの悪さを無視して、シーバスの食いの渋さのせいにしてるのかもしれません。

 

 

 

対策

いずれにしても、高弾性カーボンロッドは軽くて感度に優れたとても使い勝手の良いロッドですが、その反面、タックルバランスを崩す原因にもなります。特に、シーバスは、ブラックバスよりも遥かにバレやすい魚(ナチュラルリリースしやすい魚)なので、どこかにショックを吸収する「アソビ」を設けて、しっかりフッキングに持ち込む必要がある思います。

そこで、以下の点に気をつけて、タックルバランスを調整するとロッドの軽量で高感度の部分をより活かせると思います。

 

①リーダーを長めにとる。

②リーダーをナイロンリーダーに変える。

③RFアクションのロッドより、Rアクションのロッドを選ぶ。

食い込みの良さを売りにした高弾性ロッドを選ぶ。

 

オススメしない方法としては、魚を弾かないようにするためにドラグを緩める方法です。

 

 

 

まとめ

シーバスロッドの高弾性化は、タックルの軽量化・高感度化に寄与する反面、タックルバランスを損ない、シーバスのバイトを弾きやすくなるという弊害が生じます。

そのため、シーバスのバイトを吸収する「アソビ」の部分をつくり、ノリの良さを生み出す必要があります。具体的には…

 

①リーダーを長めにとる。

②リーダーをナイロンリーダーに変える。

③RFアクションのロッドより、Rアクションのロッドを選ぶ。

④食い込みの良さを売りにした高弾性ロッドを選ぶ。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。