ナチュラルリリースの徒然帖

山陰・鳥取・境港の情報を発信している釣り人です。最近は日々の徒然記がメインになっています。

【レビュー】Lipper90(リッパー)でシャローエリアを攻略する!【アイマ】

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Lipper90(リッパー)

こんばんは。管理人(@y_nax_ig)です。

気温もだんだん暖かくなり、アングラーもシーバスも水面を意識する季節になってきました。

管理人は、2019/5/10に正式発売されるima(アイマ)初のオーソドックスなウェイクベイト「Lipper90(リッパー)」を投げまくってみたので、このリッパー90について紹介していこうと思います。 

 

Lipper90(リッパー)の特徴

スペック

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Lipper90(リッパー)

長さ:90mm

重さ:12g

タイプ:移動重心フローティング

アクション:ウェイク

レンジ:1~20cm

フック:#4

エリア:汽水域 シャローエリア 河川

 

ウェイクベイトってなに?

リッパーは「ima初のオーソドックスなウェイクベイト」として開発されました!

ところで、ウェイクベイトって???

ウエイクベイトの定義があるわけではありませんが、「wake」とは日本語で「船の通った跡」、つまり「航跡」「引き波」のことです。

(大学受験の時は「wake」は「目が覚める」って覚えたような…)

 ウェイクベイトとは、水面に引き波を立ててアピールするルアーという感じです。

 

水面直下を強烈アピール!

リッパー90の最大の特徴は、「早く巻いても潜りすぎない」「早く巻いても引き波を作れる」ことです。

【「水面」以下~「水面直下」より上の層】を引けます(表現がムズカシイ!)。

この独特の形状のリップが水面に強い引き波を作ります。

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ルアー正面

 

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ルアー斜め

 

高速巻きではやや潜るのですが、背中にキールがあるためか、水面がモワモワします。

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キール部分

 

アイマのルアーの中で似たルアーとしては「komomoⅡ」。

コモモⅡも、低速ではしっかりと水面に引き波を作ることができます。

でも、中高速域になるとわずかに潜ります。水中に潜ってしまうと引き波はできません。

リッパー90は、早く巻いても「引き波系」です。

 

なお、同じ水面引波系のルアーに「バチ系ルアー」という細身のシンキングペンシルがあります。バチ系ルアーも水面に引き波を作ることができますが、リッパー90の引き波はアピール力がベツモノです。

バチ系ルアーは弱々しい泳ぎのバチをイミテイトしたものです。

リッパー90は、ボラやコノシロなどの表層系ベイトをイミテイトした水面「強」波動系ルアーです。

なので、遠くのシーバスにルアーを気付かせて引っ張ってくることができます。

 

飛距離もGOOD

リッパーのサイズは90mmで12gとやや小粒ですが、重心移動のためか、サイズのわりにはなかなかの飛距離です。

あと、リップの形状が幅広のルアーはキャストの時に空気抵抗を受けやすいのですが、リッパーはボディ全体のバランスにより空気抵抗を最小限にとどめているようで、ストレスなく飛びます。

 

巻き抵抗が少ない!

リッパー90は独特の形状のリップが水面をかき回して引き波を作ります。

水面をかき回すので水の抵抗(=巻き抵抗)が大きいのでは?と思うのですが、巻き心地はまったく気になりません

むしろ、管理人にはこの水噛み感が心地良く感じます(笑

 

流れの強弱がわかりやすい!

首を振る程度にしか泳がないバチ系ルアー等のシンペンと異なり、リッパー90はかなり水を掴むので、流れの強弱や潮の境界が手元に伝わりやすいです。

弱い流れから強い流れに入ると巻き抵抗が掛かり、強い流れを抜けるとフッと軽くなります。

 

サイズ以上の存在感!

リッパーの水面をかき回すアピール力は絶大です。

サイズこそ大きくありませんが、シルエット以上にシーバスへのアピール力があります

シーバスが大型ベイトを捕食している時でも問題なく使えると思います。

 

 

使ってみた感想

マジでアピール力抜群

管理人がリッパーを初めて使ったのは、2019年5月5日(端午の節句)でした。

この日は捕食音が聞こえるわけでもなく、水面にベイトの波紋が出ているわけでもありません。

そんな中、リッパーを投げて投げて投げまくっていたら、魚っ気のないところから突如、水面を割って出ましたシーバスちゃん。

この日は、表層系ルアーの魚を引っ張ってくる力に驚かされました。ボラすら跳ねていないような「なんか、魚いるの?」状態でしたから。

もちろん、水面付近にベイトが溜まってるなんてことはありませんでした。

しかし、水面系ルアーにはいとも簡単に反応しました(笑

 

その他の釣行記はこちらです。

この時も、釣り開始早々に食ってきました(極小シーバスが)。

 

キャストのときの注意点

リッパー90は、独特な形状のわりには思いのほか飛距離が出ます(もちろんサイズ相応です)。

しかし、風を受けるとけっこう失速します

形状がそもそもファットボディのうえ、飛行姿勢も計算し尽くされた限界の設定だと思います。

なので、風が吹くと投げづらさを感じます。

(コモモⅡはファットボディで固定重心なので、リッパー90よりもさらに風に弱いという印象です。)

 

トップウォータープラグの代用に!

トップウォータープラグは、ロッドアクションによってルアーを表層で動かしてアピールするルアーです。

そして、ロッドアクションに合わせてラインを巻き取らないと、ラインテンションが緩んだ状態でラインが巻かれることがあります。

それに気づかずにキャストをすると…ライントラブル発生(;´・ω・)!!!

 

リッパーは、投げて巻くだけで表層で強烈アピールです。

リップが水を掴むのでラインが緩むことがほとんどありません。

なので、「表層系ルアーでシーバスにアピールしたい!でも、トップウォータープラグはなんかムズカシそう。」と考えるアングラーには超絶オススメです。

 

唯一無二の表層強波動系

バスルアーにウェイクベイトは数あれど、シーバスルアーでウェイクベイトってほとんどありません(たぶん)。

管理人が以前使っていたのは、同じくアイマのコモモⅡでした。

コモモⅡは少し巻き速度を上げると潜ってしまうので、コモモⅡをウェイクベイト的に使おうとすると巻き速度が限られてしまいます。ものすっごくテロテロ巻きすると、水面でロールするので、ファットボディと相まって強いアピールができます。

しかし、リッパー90は巻き速度を上げても水面をかき回すので、表層かき回し系ルアーとしてはコモモⅡよりリッパー90の方が使える幅が広いです。

 

シャローエリア攻略の突破口

リッパーが得意とするエリアは、汽水域・シャローエリア・河川です。

河川では表層にイナッコが群れることがあります。このような場面ではリッパーは非常に有効です。

 

管理人がもっともオススメするポイントは、汽水域シャローエリアです。

管理人のメインフィールドである中海は、オカッパリシーバスが狙える範囲はかなりシャローエリアが広く存在しています。だいたい20cmから深くても5mくらいです。

その中でも管理人が開拓中のポイントは、水深20~70cmくらいのエリアです。

管理人の股下がだいたい90cmくらいなので(ウソ)、70cmなんて完全に股下より浅い水深ですよ(実際は股下くらいです)。

シャローエリアでの釣りは、バイブレーションプラグを用いた縦の釣りと異なり、完全に横に広く探る釣りになります。

水深が浅い分、シーバスが一カ所に群れるということは少なく、扇状に広く広く探っていきます。

このような場面では、とにかく水面・表層でのアピール力が鍵になります。

水面・表層系ルアーは、縦にアピールすることは苦手です。5m下から魚を引っ張ってくるのは難しいです(できるとは思いますけど)。

しかし、水深30cmのエリアで5m横から魚を引っ張ってくるのは簡単です。

「引き波」は縦には広がらないけど、横には広がるのです。

管理人のこの日の釣行では、水面にベイトの気配がまったくなく、シーバスの気配もない中で、突如、シーバスがペンシルに襲い掛かってきました。

シャローエリア攻略の突破口は、水面・表層のアピール系です。

 

 

まとめ

ココに注目!

☆数少ない表層強波動系ルアー。

☆汽水域やシャローエリアでのアピール力は絶大!

☆空気抵抗があるわりに飛距離が出る!

☆わずかに巻き抵抗があり、水の流れの強弱がわかりやすい!

 

 

追記

飛距離について

リッパー90の飛距離

「飛距離GOOD」というと、「スッコーーーン」って飛んでいきそうな印象を持たれる可能性があるので補足します。

90mmで12gサイズのルアーってどういうものが思い浮かびますか?

管理人が簡単に調べた有名どころだと、

CD9(ラパラ)

プガチョフコブラ(アイマ)

ドリフトペンシルシャロー90(エクリプス)

パンチラインスリム90(アピア)

K-TEN TKLM9/11(タックルハウス)

あたりが検索で見つかりました(もちろん他にもたくさんあると思います)。

問題は、これらと比較してリッパー90がどの程度飛ぶかです。

飛距離を計測したわけではないので正確ではないですが、K-TEN TKLM9/11くらいの飛距離に思えます(管理人の感覚)。

ドリフトペンシルやパンチラインに近いくらい飛ぶこともありますが、飛距離の出しやすさがシンペンとは違います。

ルアーの形状的にシンペン(ドリフトペンシル、パンチライン)の方が飛距離が出しやすいです。

シンペンは、キャスト時に神経質にならなくてもけっこう飛距離が出てくれますが、リッパー90は飛距離を出すのにコツが要ります。 

 

飛距離を出すコツ

リッパーで飛距離を出すのには若干コツが必要です。

(若干です。そんなに難しいことではありません。)

リッパーは、①ルアーが軽い②シルエットがファットボディ③リップが大きいと飛距離の障害になる要素が三拍子そろってしまっています。

シンペンのように、どんな投げ方をしてもけっこう飛んでくれるって感じではありません。

 

なぜか?

 

【テイクバック → ルアーをリリース】するまでの間に、ルアーのウェイトがロッドにしっかりとノリにくいです。

ルアーが軽いうえにルアー自体の空気抵抗が邪魔をするので、結果としてテイクバックからリリースまでのタイミングの間にルアーのウェイトを十分にロッドに伝えきれないことがあります。

ロッドの風を切る音は「ビュッ」とイイ音がするんですが、ルアーのウェイトがロッドに乗り切る前にリリースしているので、空振りしたような感覚になるアレです。

 

コツとして、リーダーの垂らしを気持ち短めにすると「スコーーーン」と飛んでいきます。

 (もちろん、ロッドの硬さや弾性により事情が変わります)